「しきり-初秋展」(沼津倶楽部別邸)に結びで参加いたします

登録有形文化財 宿泊施設「沼津倶楽部」別邸にて2025.8.20Wed-9.7Sun 13:00-19:00(最終入場18:00) 入場料:1800円(茶屋メニュー「数寄餅」1500円込み)ご予約不要 日本における「しきり」の文化の特徴は、柱で空間を区切る平安時代の寝殿造に多く見られます。壁を作らず、襖や障子、暖簾、几帳などを用いて、光や風、視線や音を遮るのではなく、緩やかに透過させるという発想です。自然の気配を感じながら暮らすことに、美と趣を見いだしてきた日本人の感性が、この「しきり」という文化に息づいています。本展「しきり」では、日本の風土とともに育まれてきたこの独自の美意識に焦点をあてま…

WASABI-Elisi(ワサビエリシ)ワークショップのお知らせ 

第3回目ワークショップは「重陽の節供」 : 9月28日(日)14:00-16:00  五節供の一つに九月九日の「重陽の節供」があります。「重陽」は最大の陽数(奇数)が重なるところから名づけられました。今回は重陽の節供や菊にまつわるお話、花結びの代表ともいえる菊結びとその活用事例などをご紹介いたします。重陽の節供の室礼として制作した作品をご覧いただきながら、平安時代、女子の教養の一つと言われた花結びを楽しんで頂けたらと思います。 詳細はEvent→Workshop へ

日本酒「天心 介」ベーシックについてボトル装飾の結びを提案、監修いたしました。

創業から180年の歴史を誇る溝上酒造株式会社と、400年の歴史ある北九州市の伝統工芸 小倉織のブランドを展開する株式会社 小倉縞縞が共同企画した日本酒「天心 介てんしん かい」が4月24日に数量限定で発売されました。https://www.kokura-shimashima.com/post/250414袴のシルエットをイメージしたベーシックでは小倉織の生地を「まとめ結び」で束ね、両端から出た紐2本を合わせて菊綴じ結びを施しました。溝上酒造の作り手の方々が「天心 介」を1本1本丁寧に包み、結び、思いを込めて送り出しています。

小倉織再生40周年記念 特別企画にて「願い袋」作りのワークショップ開催

2024年11月24日(日)小倉織再生40周年を記念した「小倉 縞縞の織物づくしバスツアー」が開催されました。歴史あるホテル「アートホテル小倉ニュータガワ」の和室で小倉織縞縞の生地を使って「折る、包む、むすぶ」をテーマにしっかりした生地の特徴を活かし、伝統的な結びを施した願い袋を作るワークショップを開きました。小倉縞縞のスタッフの皆様には大変お世話になり感謝申し上げます。1984年に築城則子氏が小倉織を復元・再生40年という記念のイベントに参加させて頂けるのは大変光栄な事でした。

調布FM( 83.8MHz)『東京オアシス』ゲスト出演 8月1日(木)

2024年8月1日(木)「東京オアシス」にて21:30〜22:00 調布FM (chofu-fm.com) 「Chofu FM」放送「調布FM」は東京都調布市を中心に放送するコミュニティFM局です。パーソナリティー長谷川美歩さんより「結びという受け継がれてきた日本文化の一つをお伝えしたく『結び文化』の入り口だけでもラジオを通じて紹介していただけないでしょうか?」とのご依頼を頂き、インタビュー形式で相撲やお茶の世界の結びからアニメの中の結びなどお話いたしました。

『mahora』 第6号 表紙の結び 監修・解説

2024年3月20日刊行 八燿堂より 編集/発行人:岡澤浩太郎mahora第6号はお彼岸の刊行となり、今回は春の田んぼをイメージした明るい緑の紐で「稲穂結び」を結んで頂きました。「稲穂結び」は1本の紐で三つ編みと同じ構造に結びます。縄文時代にはすでに三つ編みは確認されていることから縄文の世界へとお話を進めました。創刊以来初めてという特集のテーマは「芸術以前」。「結び」と「産霊むすひ」を読み解く鍵となるお話も多く、大変興味深い特集です。 instagram @mahora_book

XD MAGAZINE Vol.06 WEB転載されました

贈り物を彩る水引や熨斗。最近では、贈答文化のカジュアル化や環境への配慮などから、簡易包装を選ぶ人も増えている。しかし、この装飾があることで贈り物が華やぎ、贈る方も贈られる方も心が踊ることは確かだ。「実は水引や熨斗には、装飾よりも深い意味があるんです」と話すのは「結び」の専門家である関根みゆきさん。「結ぶ」行為に隠されているという、人間の願いについて伺った。 (この記事は2022年12月14日(水)に発売された『XD MAGAZINE VOL.06』より転載しています) WEB転載記事