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結   YUU

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小さな結びの会 第2回目のお知らせ  
2023年8月12日(土)下北沢カフェ・デ・ソレイユにて
①10:00~12:00 :定員4名
参加費 3,000円(ドリンク付き)

アクセスは こちらから→
申し込み先:Gmail(les.soleils8☆gmail.com)
又はCafé des soleilsのinstagramメッセージ から
タイトル:「結びワークショップ」
氏名・ご希望時間をお知らせ下さい。

今回は装束に使われている結びを取り上げます。
結びは「菊とじ結び」と「つゆ結び」
シンプルな結びですが、その用途は多岐にわたります。
特に「つゆ結び」は「男結び」とも呼ばれ、日本独特の結びといわれます。
風が抜ける心地よい空間でゆっくり結びを楽しんで頂けたらと思います。


小さな結びの会のお知らせ  
2023年7月26日(水)下北沢カフェ・デ・ソレイユにて
①10:00~12:00 ②14:00~16:00:各回定員4名
参加費は、3,000円(ドリンク付き)

アクセスは こちらから→
申し込み先:Gmail(les.soleils8☆gmail.com)
又はCafé des soleilsのinstagramメッセージ から
タイトル:「結びワークショップ」
氏名・①か②のご希望時間をお知らせ下さい。

日本では珍しいフランス中世から続くスパイスワイン「イポクラス」を提供するお店で、 南仏のハーブや素材の使い方を生かした家庭料理がおいしいお店です
あげまき結びやあわび結びといった基本の結びですが それだけに歌舞伎や相撲やお祭りなど、様々な場所で見ることができます。
結びの写真や背景などのお話を交え、手を動かしながらのティータイムを 楽しんで頂けたらと思っています。

第44回 西部染織作家展  
2021年2月3日(水) ~ 2021年2月8日(月)
※最終日は17:00まで
福岡三越 9階 岩田屋三越美術画廊

九州・沖縄地区在住の日本工芸会正会員、準会員、
西部伝統工芸展自由作品の部三回以上の入選者と
課題作品の部二回以上の入賞者の意欲ある作品を集めた作品展です。

特別企画として、西部染織作家の方々の生地で制作した「願袋」と称した お守りやお香、大切なものを入れる袋を制作。 (※販売もしています)
この度、28人の作家による46点の願い袋に生糸で組んだ組紐を使って 結びを施しました。

結びは護符として結ばれた「総角結び」、延命や除災の力を持つと信じられた 菊に願いを込めた「八重菊結び」、そして最後に日本を代表する結びといわれた「男結び(別名つゆ結び)」です。
同じ形の袋に同じ結びを施すことで、それぞれの染織作家作品の生地の 特徴を楽しめるようにとの企画です。
機会がありましたら是非ご覧いただきたいと思います。

築城則子染織展  
- 縞百姿 遊びをせむとや ―  
銀座和光ホールにて
2021年1月28日(木) ~ 2021年2月7日(日)
※最終日は17:00まで

築城さんの小倉織と結びで制作した訶梨勒(カリロク:
お香の入った袋に結びを施した柱飾り)を5点出品いたしました。
訶梨勒は「邪気を払う具」として柱に掛けたのが始まりといわれます。

草木染の世界に触れますと植物の生命力、そこから生まれる色の不思議、 「染め」と「織り」という手仕事の尊さに心が奪われ、 めぐる季節が生み出す色彩に日々どれほど癒されているか改めて感じさせられます。
緊急事態宣言下において動きずらい日々となっておりますが、 機会がありましたら是非ご覧いただきたいと思います。

「にぽにか」N0.29:結びの作品掲載
海外向けの写真広報誌です(6ヶ国語に翻訳) 
webマガジン「にぽにか」
2020年12月発行

今回は「日本の心を結ぶ」がテーマ。 美しい写真広報誌です。
日本語を勉強している外国人向けのWebマガジンなので文章には全てひらがなのルビが付いています。
昨年春に取材を受け、「結び」の美としてお仕覆の結びと薬玉の写真を載せて頂きました。 水引や帯の結び、折形や組紐、竹垣の結びから縁結びまで、日本の結び文化に触れて頂ける機会となれば幸いです

mahora第3号 結びの監修・解説
2020年6月20日発行 八燿堂より 
編集/発行人:岡澤浩太郎
mahora(まほら)

「mahora(まほら)」とは、美しい場所、すぐれた場所を意味する古語。
「美術や服飾、工芸や手仕事、伝統文化や民俗学、自然の風土や農や土、 太古の知恵や日々の暮らし、といった広い領域を“美” というあり方を通して、横断しつなぎ、見渡していきます。」(mahora ご挨拶より)

mahora第3号はコロナ禍での発行となりました。
発行人である岡澤さんが移り住んだ長野から東京へ結びのレッスンに。 今回は神社のお守りに使われている「横二重叶結び」です。
結びの表が「口」の形に、裏が「十」に見えるところから「叶」と名付けられました。
第1号は赤い紐、第2号は黄色、そして第3号は生命力を表す緑にいたしました。
一冊一冊、岡澤さんの想いが込められた結びが施されています。

mahora第2号刊行記念イベントVol.2
結びのお話とワークショップ

2019年10月31日(木)19時半~21時(開場19時)
岡澤浩太郎(「mahora」編集・発行人)×関根みゆき
会場 VACANT/1F

10月31日ハロウィンの夜、mahora第2号刊行記念イベントとして結びのワークショップを開催します。
ハロウィンの起源はケルトの「万霊節(Samhain/サウィン)」。11月1日はケルトのお正月にあたります。
10月31日の日没から始まる「サウィン(ハロウィン)」に「あの世とこの世」の扉が開かれ、 死者たちが冬を乗り切るためのパワーを生きる者たちに与える恵みの夜が訪れます。 季節の「節目」に起こる超自然的な現象は神話にも語られてきました。

節分や節供など季節の変り目である「節(せつ)」はまた竹や葦などの「節(ふし)」でもあります。
結ばれて節(ふし)ができることを「結節(けっせつ)(knotting)」と言い、結び目を意味するノット(knot)は ロープに等間隔の結節を作って船の速さを測ったことから速度の単位にもなりました。

小さな結び目が測ること、つなぐこと、とめることを可能にし、縫うこと、飾ること、かぞえることなど さまざまに大きな力を生み出します。
そして結びは標(しるし)として占有や権利など無形的なものまで表すようになり精神文化として さらに深く根付いていきます。
イベント第1回目のWSでは後藤しおりさんが大変美味しいおむすびを作って下さいましたが、おむすび という言葉にも魂を結ぶという呪術的な意味が込められていると言われています。

mahora第2号に施した「菊綴じ結び」は結節であり、また文様でもあります。 世界中で使われているこの結びを古代の日本人はどのように使ってきたのか、そして今の生活の中で どのように使えるのか、菊綴じ結びを体験して頂きながらお話をいたします。
ハロウィンの夜に、日本と遠く離れたアイルランドの文化にも思いを馳せながら小さな結び目を楽しんで頂ける会にしたいと思います。

・日時:2019年10月31日(木) 19:30-21:00
   ※19:00開場
・場所:原宿VACANT/1F
・参加費:2800円(小さなお土産付き)
・お申し込みはVACANTのサイトより
→VACANT
 

「鷹の結びと鷹狩り文化」
トークイベントのご案内

2019年8月9(金)18時半~20時半(開場18時)
鷹匠 大塚紀子 × YUU 結 関根みゆき
主催 折形デザイン研究所(港区南青山4-17-1)

日本で最初の包み結びの専門書といわれる「包結図説」(伊勢貞丈著)の「結の記」の中に 「鷹のつなぎ様」という項があります。
鷹に付けられた大緒を鷹の止まり木である台架(だいぼこ)に掛けて飾り結びにしたもので、 その姿は十二架と名づけられ、しばしば絵にも描かれています。

「包結図説」にある結びを再現する中で、紐だけの図解では鷹をどう繋ぐのか想像できず、 この結びだけ手をつけることができずにおりました。
この結びに出逢って以来、鷹と共に狩りをする鷹匠という存在がずっと気になっていましたが、 数年を経た今年、「アラブ文化への誘い-「鷹匠」に学ぶ日本とアラブの繋がり」というイベントで 諏訪流放鷹術第18代目宗家鷹匠、大塚紀子さんとお会いする機会に恵まれました。
アラブ首長国連邦での鷹狩りの様子や日本の鷹狩りの歴史、伝播のルートについてのお話は 結びの文化を考える上でも貴重な情報が多く、大変興味深いものでした。
中央アジアから西アジア周辺に起源があるとされる鷹狩りは4千年もの歴史を持つといわれ、 2010年にユネスコの無形文化遺産に認定されています。
「鷹狩りには自然と人間を繋ぐ重要な文化的要素がある」と大塚さんはいいます。
神仏の化身としての鷹を主人とし、鷹への敬意を重んじる諏訪流放鷹術では、鷹と人との 「人鷹一体」を目指しています。
現代の鷹匠として大塚さんが伝えていきたいこと、そして鷹狩りにおける結びの役割や 紐の象徴性について、大塚さんと対話形式でお伝えする会にしたいと思います。
・日時:2019年8月9日(金) 18:30-20:30
   ※18:00開場
・場所:折形デザイン研究所(港区南青山4-17-1)
・定員:20名※定員に達しましたので
     申し込み受付を終了いたしました。
・参加費:4,000円(税込) 当日お持ちください。
  ・くわしくは、こちら
 飛翔の儀式
 日本語版はこちらより

結びの講座 ワークショップのご案内
2019年6月30(日)14時~16時半
“お守りを結ぶ”
7月13日(土)
“羽黒山伏の「しめ」を結んでみよう!”14時~17時"
  両日とも 東京・下北沢にて

☆7月13日(土)羽黒山伏の「しめ」を結んでみよう!”

前回の羽黒山伏の「しめ」を結んでいよう!無事終了いたしました。
初めての方ばかりでしたが、全員完成!
皆さま大変熱心に結びに集中し、全員で「しめ」を掛けて撮影。
羽黒山の結びに出逢ってかれこれ10年。修行されている皆様へ
山伏の結びをお伝え出来たのが何より嬉しいことでした。

仏教では修多羅結びという立派な結びがありますが、神仏習合の
山伏の結びは、修多羅と同系統の結びを取り入れながら、ゆったりとした
デザインで、背中に結びを下げ、結界としています。

羽黒山伏としてご活躍されている星野先達のお声がけから始まった
このワークショップは、先達に頂いた出羽三山の山伏装束の資料を
まとめ、そのデザインに込められた結びの意味も合わせてお伝えしています。
山伏修行をされている方だけでなく、信仰の中の結びとして、結びの文化に
興味のある方々にもお伝えできればと思っております。

☆6月30日(日)“お守りを結ぶ”
結びが人間を諸悪から守る護符と伝えられてきたことは、日本に限らず
世界中で共通した、基層的な信仰ととらえられています。
日本では特に紐の象徴性も重なり、相撲や歌舞伎、お祭り等身近なところで
立派な結び、素朴な結びがそこここに見られます。
そこで今回は紐だけでお守りを結ぶことといたしました。
基本的な結びだけですが、組み合わせで様々な形が生まれます。
結びの意味を大切にしたお守りを楽しんで頂きたいと思います。

ご興味ございましたらお気軽にお問い合わせください。
詳細はお問合せ後にご連絡差し上げます。

〈お問合せ先〉info@yuunet.jp 関根まで

※6月30日のワークショップは終了いたしました。
※7月13日のワークショップは定員となりました。

"結びの世界をのぞいてみませんか"
日刊イトイ新聞 ほぼ日塾発表の場にて 
インタビュー記事が掲載されました
ほぼ日塾 発表の場 
「結びの世界をのぞいてみませんか」担当・まつさん


ほぼ日塾の塾生の方から取材のご依頼がありました。
川越氷川神社の“まもり結び”がきっかけで結びという文化を知り、
お嬢さんと本を見ながら実際に結びも体験されたそうです。

お嬢さんの誕生月、9月のお守りをもっていらっしゃるとか。
9月は重陽の節供にちなみ、菊結びと菊綴じ結びのお守りです。
「お守りを見ているだけで心が和みます」と言って下さって
本来護符として長く愛された結びなので、嬉しく思いました。
インタビュー記事というのは少々気恥ずかしいものですが
これまでの日々を思い出し、新たな気持ちになれました。
さらに結びについて探求を続けたいと思っております。

mahora創刊号 結びの監修
2018年7月1日 八燿堂より 
編集/発行人:岡澤浩太郎
mahora(まほら)

「mahora(まほら)」とは、美しい場所、すぐれた場所を意味する古語。
「美術や服飾、工芸や手仕事、伝統文化や民俗学、自然の風土や農や土、
太古の知恵や日々の暮らし、といった広い領域を“美” というあり方を
通して、横断しつなぎ、見渡していきます。」(mahora ご挨拶より)

松屋銀座の「祈りをむすぶ」展をご覧になった岡澤さんから限定部数の本
を発行するにあたり、本に結びを施したい。ついてはその結びのデザインと、
結び方のレッスンをお願いできないか、とご依頼を受けました。
これはなんだか楽しそう、とお話を伺い、岡澤さんも練習を重ねられて無事
美しい本が完成しました。

様々なお問合せがありますが、「自分で結びたい」というご希望はあまり
ありません。結びの撮影を兼ねたレッスン初日、結びだして間もなく
「面白い!」とおっしゃったので、岡澤さんはきっとこの試練(?)を
乗り越え、目的達成なさるだろう、と思いました。
そして、完成。これだけの量を結ぶのは本当に大変だったと思いますが
美しい本に仕上がり、とても嬉しく、また伝えることの大切さをあらためて
感じさせられました。
10月には銀座森岡書店でのイベントもあります。
mahora ニュース:10月のお知らせ
手に取ってみていただける数少ない機会です。
多くの皆様にご覧いただけましたら幸いです。

結びの講座 ワークショップのご案内
2018年3月1日
昨日は松屋銀座特別室におきまして、日本デザインコミッティー企画
第740回「祈りをむすぶ」展にちなんだワークショップを開催いたしました。
皆さま大変熱心に結びに取り組んで下さり、充実した時間を過ごすことができました。
松屋銀座デザインギャラリーの皆さま、日本デザインコミッティーの皆様には
大変お世話になりありがとうございました。

皆さまよりワークショップや教室のお問い合わせを頂きましたのでご案内させて頂きます。
2011年より東京青山にあります折形デザイン研究所で結びの講座を毎月第一火曜日に開いております。
詳しくは折形デザイン研究所のサイトをご覧ください。
折形デザイン研究所で折形の基礎コース終了した方対象の講座です。
今期4月からのコースはお休みさせて頂きますが、今後も半年コースの開催を予定しています。
また、折形教室の結び講座終了の方々向けに、単発のワークショップも開催しています。

その他、単発のワークショップは時折行っております。
こちらに関しましては、下記アドレスへご連絡いただけましたら
イベントのご案内をお送りさせて頂きます
knotting@excite.co.jp
神さまを迎える場には必ず結びがあるといわれます。
太古からの結びに目を向け、結ぶという行為が人間にもたらしたものは
何なのか。
そんなことを考えながら、結びを楽しむ時間を持ちたいと思います。
ご興味ございましたらお気軽にお問い合わせください

「祈りをむすぶ 正月の飾りと五節供の結び」 
松屋銀座7階・デザインギャラリー1953にて

2017年12月27日(水)〜2018年1月22日(月)
この度は、日本デザインコミッティー主催による正月企画として
結びを取り上げて頂くこととなりました。
第740回デザインギャラリー1953企画展

結びを始めたころ、デザインとの関わりなど考えたことはありませんでした。
私の作品が初めて世に出たのは折形デザイン研究所「新・包結図説」という
本で、その発行者であるグラフィックデザイナー、山口信博氏が薬玉をご覧
になって本への掲載が決まりました。

折形デザイン研究所のサイトでは、研究所について「礼法である「折形」の
秩序ある美しさをモダンデザインとして捉えなおし、今に活かせる「折形」
を探求する研究所です。」とあります。
折形デザイン研究所
折形という伝統的な折りの美しさがデザイナーの方々の手で発信された時
その形に潜む美は伝承された精神性を残しつつ、新たな形として生まれ変わり
再生されます。
デザインの力が伝統的な物の価値の伝承に大きな力をもっていることを、美し
く現代によみがえった折形から感じさせられます。そういう意味で「結び」が
デザインギャラリーで発信されることはとても意義深いことと思います。

結びの可能性が広がる展覧会となることを願って、これまでの作品全てを納得
いくまで手直しを致しました。
古来からの結びを楽しんで頂ける機会となりましたら幸いです。

Mother Comet n.16 (STARFLYER機内誌) 
「デザインのある光景」n.16
結びの記事掲載 2017年7月


カメラマンの大森さん、ライターの谷口さんが担当するページ
「デザインのある光景」に結びを、というお話がありました。
→デザインのある光景
5月末の帰省時にいろいろな結びを持参してスタジオへ
歴史や意味や作品など一通りお話しして、さてでは結びはどれに
しましょう、となりました。
結びに吉凶がある事や陰陽がある事、また中には結び目の重なりを
対称にして使い分けすることなど日本らしさの説明をしていたので
自分の作品よりも、歌舞伎で使われる2つの大きなあげまき結びが
相応しいのではないかと、意見一致。
いつも紐の事でお世話になっています江口さんの了解を頂き、
大森さんは歌舞伎用の2つの結びの美しさを引き出して下さり、
楽しいひと時と共に、美しいページが機内誌に残りました。

TERRAIN VAGUE vol.64 
「花結び 旧暦ひなまつり」

2017年4月14日(金)19時から
東方学会本館三階33の2 温室にて

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ)今年最初のワークショップです。
上巳の節供の展示会を終え、桜の咲く季節のワークショップとなりました。
旧暦3月3日は秋の実りを占う「花見」の日とするところが、今でも近畿以西
に多いと言われます。
3月を桜月・花見月といい、季節の節目をその時に芽吹く植物で表してきた
日本人は、太古から生活のリズムを花で感じてきたことがうかがわれます。
花は神さまの依り代であり、結びは神さまをお迎えするためのもの。
温室を主宰する塚田さんと、植物と結びについて話をすることも
楽しみの一つになりました。
水と祓いとの関わり、貝桶の貝、お雛様と蛤。
女の子の婚礼道具として大切にされていた貝桶の結びに残る「うろこ結び」と
いう結び名も水との関わりからではないか。そんなことをお話ししながら、
貝桶の結びとその元となる結びをご紹介したいと思います。
※詳しくは温室のサイトをご覧ください。

上巳の節供~水と雛祭り~ 
2017年2月17日(金)~3月3日(金)
清澄白河 tearoom gallery 楽庵にて
結び:関根みゆき 貝雛:原久美子

tearoom gallery 楽庵で2006年・2007年と2回、私にとって初めての
結びの作品展を開かせて頂きました。あれから10年。
結びの精神性についての興味が尽きづ、作品の方向性は変化しましたが
10年目の記念に、と思い出深い清澄白河の楽庵さんで結びの作品を展示
する運びとなりました。
中国から伝えられたお節供は四季折々の日本の行事を習合し形を変えて
伝えられてきました。お雛様もその一つ。
その起源である上巳の節供を結びと貝雛で辿って見たいと思います。

2月25日・26日各10名づつ、ワークショップを行います。
詳細はブログでご案内させて頂きます。
ブログ→
tearoom gallery楽庵→
1階はギャラリーと中国茶のカフェ:2階は鍼灸院です。
清澄庭園に沿った建物も素敵です。

TERRAIN VAGUE vol.47 
「冬至の花結び」

2016年11月22日(火)19時から
東方学会本館三階33の2 温室にて

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ)今年最後のワークショップです。
平安時代から使われている「花結び」という言葉に、どこか王朝時代のお姫様
たちの手遊みという香りがぬぐえず、そこに留まらないよう「結び」という
言葉を使ってきました。
しかし毎回塚田さんから植物のお話しをうかがって、私自身も「ハナ」という
言葉を考えるようになりました。「生命力の象徴」としての花への思いは
世界中で表現され、日本語の音「ハナ」は「端・鼻」など様々あり、
神さまの依り代として使われてきたことばであることを知りました。
雅な世界であっても災害は容赦なく訪れ、祈りを象る花結びは
もっと切実なものだったのかもしれません。
新嘗祭前日の鎮魂祭でも結びは魂を扱う儀礼で登場し、舞姫たちは
ヒカゲノカズラを表す美しい結びを髪飾りとして登場します。
新嘗祭は旧暦では冬至の頃に当たります。闇から光へと向かう冬至。
そして新しい年を迎えるこの季節を結びと産霊の季節ととらえ、
結びと花にまつわるお話を、今年最後となるテラン・ヴァーグで いたします。
※詳しくは温室のサイトをご覧ください。

ワークショップのお知らせ 
川越氷川神社 9月18日ご縁市にて
「お守り袋づくり+結び」
包みの中におさめる「白小守り」は授与所にて各自お受けいただき、
職人さんが一枚ずつ丁寧にすいた美濃の手漉き和紙と組紐を使って、
お守りを作ります。
結びは「つゆ結び(男結び)」とあげまき結び」

氷川神社のご縁から生まれた「ご縁市」
皆様によいご縁がおとずれますように。
ご縁市のご案内
※定員に達しましたので受付を終了いたしました。

築城則子「縞の美展」進化する”縞の今”
2016.9.8~9.13 GINZA 和貴にて

GINZA和貴オープン記念特別展として、築城さんの作品が展示されます。
小倉織は明治時代まで小倉袴として有名でしたが、昭和初期以降織る人が途絶えました。 その後、1984年染織家築城則子氏が復元し現代の布として再生されました。
今回の展示に当たり、小倉織の生地で包み結びの訶梨勒を制作いたしました。
生地を折って中にお香を入れ、結びを施して作ります。
小倉織の強さと縞を活かしたいと考えた時、お香袋ではなく折形の発想から
包みにしたいと折ることを考えました。そして折形デザイン研究所で教えて
頂いた菱形の貝包みに結びを施した訶梨勒が完成いたしました。
築城さんと紐の長さなど一緒に調整し、貝包みの折りについては
折形デザイン研究所でアドバイスを頂きました。
包み結びの訶梨勒としてご覧いただければと思います。

TERRAIN VAGUE vol.41 
「菊の節供の花結び」

2016年9月7日(水)19時から
東方学会本館三階33の2 温室にて

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ)
3回目のワークショップのテーマは「重陽の節供」
菊の花よって邪気を祓い、長寿を祈る重陽の節供は「菊の節供」「栗の節供」
とも言われます。奈良時代に伝わりますが、万葉集には菊の花そのものを詠ん
だ歌は一つもないといいます。
菊花の美は平安時代の貴族たちに愛されました。菊の露を含んだ綿で身体を
拭うと老いが去るといい、互いに贈りあったりもしました。
装束に「露結び」という結びがありますがこの日本独特の重陽の行事
着綿(きせわた)や露結びという名には何ともはかない響きがあります。
今回は重陽の節供の室礼として制作した結びの写真をご覧いただきながら、
花結びの基本的な構造をもつ「菊結び」とそのバリエーションをご紹介いたします。 ※詳しくは温室のサイトをご覧ください。

吉祥結びとも言われる菊結びは日本でも被布飾りやお雛様の道具などにあしら
われ親しまれています。
今年の重陽の節供には菊の花と共に菊の結びもぜひ添えて頂いて、邪気を祓い
最近ではあまり行われない菊の節供を楽しんで頂ければと思います。


TERRAIN VAGUE vol.36
「花結び 七夕星祭」

2016年7月6日(水)19時から
東方学会本館三階33の2 温室にて

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ)
2回目のワークショップのテーマは「七夕」
日本書紀では七月七日の行事として天覧相撲が描かれています。
奈良時代には宮中の年中行事となり、宮廷では昼には相撲節、
夕方には七夕節が催されます。
相撲と七夕を繋ぐのは水辺で行われる古くからの神事でしょうか。
そこには「糸」や「ひも」、「綱」や「縄」そしてむすぶという
行為が 様々な意味と役割をもっていたことが偲ばれます。
今回は七夕を紐解いていくワークショップです。
※詳しくは温室のサイトをご覧ください。

平安時代には七夕で秋の七草の撫子合(なでしこあわせ)が行われたそうです。
花結びも盛んな時代でした。
室町時代に入ると一度途絶えた「花合」が盛んになり、
結びも茶道や香道に取り入れられ、新しい時代を迎えます。
花と結び。テランバーグでの一つのテーマとなっていきそうです。


TERRAIN VAGUE vol.33
「花結び 旧暦端午の節供」

2016年6月8日(木)19時から
東方学会本館三階33の2 温室にて

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ)それは都市の空き地を意味します。
「深層意識に触れられたりゼロに帰れる場所が必要」とガーデンプランナー
でありフラワーアーティストでもある塚田 有一さんは提唱します。そして
アトリエであるその都心の一室を開放し、様々な興味深いワークショップを
企画運営されています。季節の花や植物は無造作に置かれているようで、
やはり私などとうてい作りえない空間がそこにはあります。

そんなテラン・バーグという空き地での今回のワークショップは、
いつもとは趣の違ったにものになりそうです。

※詳しくは温室のサイトをご覧ください。
http://onshitsu.com/2016/05/23-083022.php

日々植物と接している塚田さんにとって、結びとはどんなものでしょう。
結ばない日々を過ごす私たちにとっての結びとはいったいなんなのでしょう。
古事記の最初に出てくる神様はどうして「ムスヒ」なのでしょう。
結びに神秘を感じることができるでしょうか。
そんなことを考えながら端午の節供をテーマに、結びについてのお話を
都市の空き地 TERRAIN VAGUEで行います。

結びの講座 4月から新講座が始まります
毎月第1火曜日13:30~15:30
2016年4月より 折形デザイン研究所にて



この4月から基礎コースとしてカリキュラムを一新し、9月までの半年間
第1火曜日に講座を開く運びとなりました。
(5月は連休のため24日になります) 詳しくはこちらをご覧ください。
折形デザイン研究所で折形の基礎コース終了した方対象の講座です。
神さまを迎える場には必ず結びがあるといわれます。
太古からの結びに目を向け、結ぶという行為が人間にもたらしたものは
何なのか。結びのもつ機能性、精神性、装飾性について、各時代の結び
に触れながら実際に結んで頂いて、現代の生活の中でどう活かせるのか、
その方法を包みと結びの両面から捉えていける場にしたいと考えております。
※定員に達しましたので受付を終了いたしました。


ワークショップのお知らせ 
代々木上原 うつわやにて
2016年2月2日(火)10:30~12:30

2010年6月から始まった結びの講座。今春うつわやは惜しまれつつ
閉店の運びとなり最後に結びの講座を開かせて頂くことになりました。
いつもおいしいお茶とお菓子を用意して下さり、お料理の本を出して
いるオーナーおすすめのお店へランチの予約までして頂いて、大変
お世話になりました。
結びには古くからの意味をもつものがあります。
今回は春の訪れとオーナーのスタートを祝し、ご縁のあった方々との
再会を願う気持ちを基本の結びで形にしてみました。
うつわや最後となる今講座では西洋の結びにも目を向け、結び目の意味
に触れながら、「再会を願う結び」を結びます。
代々木上原 うつわやのページ
※定員に達しましたので受付を終了いたしました。


暮らしの手帖79号 結び掲載のお知らせ 
2015年 11月25日発売です。
タイトル「美しい結び」

結びの歴史や意味などのお話しと結び方、その活用法をご紹介しています。

編集の方々、スタイリストやカメラマン皆さまと結びについて
お話ししながらの撮影はとても実りのある時間でした。
結びは名もない人々によって結ばれ伝えられてきたものですから
そこには素朴な願いや祈りが込められていると感じます。
日々の暮らしの中で結びを楽しんで頂けるようにと、丁寧に対応して
くださった編集部の皆さまに感謝いたします。
最初は難しいかもしれませんが、ぜひ挑戦して頂きたいと願っております。

坂田菜穂子さんの展示に参加します
代々木上原「うつわや」にて
2015・10月24日(土)~11月1日(日)11:00~18:00

(詳細はブログでご覧ください)

代々木上原「うつわや」さんで2010年より、結びの講座を開いています。
ここ10年近く、アクセサリーは作っていませんでしたが
気分転換に作ったボタンと結びのアクセサリーをご覧になった
うつわやのオーナー、あらかわさんから坂田菜穂子さんの展示の際に
何点か出しませんか?とお誘い頂きました。
装身具には悪霊から身を守るという意味が込められたものが
アジアの各地で見られます。
結びも古くから護符として使われてきましたし、
お守りを作るような気持ちでアクセサリーと香袋を作りました。
お近くにお越しの際にはどうぞお気軽にお寄りください。

NHK WORLD DESIGN TALKS「結ぶ」
NHK BS1で再放送

4月18日(土)27:30~ ※19日(日)3:20~

これまでNHKワールドのみの放送だった「デザイントークス」
深夜ですが、4月からBS1での再放送が決まったそうです。
DESIGN TALKS「結ぶ」もBS1で再放送されます。

両口屋是清 季刊誌「いとをかし」22号 
表紙の結びと特集「結」に記事を載せて頂きました
New Year's issue 2015 Vol.22 


寛永11年(1634年)創業。380年の歴史を誇る和菓子の老舗、両口屋是清の
季刊誌「いとをかし」は企業の広報にとどまらない情報の提供を目的に
年3回発行されています。 22号は儀礼シリーズの第一回目。テーマは「結」
いとをおかし
http://www.ryoguchiya-korekiyo.co.jp/cl01_1/

購読は無料で、お電話でも申し込みができます。
和菓子職人さんのお話し、季節ごとのお菓子の繊細さ、奥深さに触れ
和菓子文化を通して、日本の文化を感じられる美しい冊子です。

「結びを語る会」のお知らせ 
9月12日(金)19:00~20:00
下北沢Reading Caféピカイチにて

お問い合わせ ピカイチ 070-5599-6821
映像:朴ヒョンジョン  朗読:赤星昇一郎
映像作家である朴さんに「結び」のイメージ映像を、
役者である赤星さんに古事記の朗読を。

お二人に力を頂いて、講座ではなく「語る会」となりました。

なぜ人は結べ、猿は結べないのか
結べることで人類はどう変わったのか
なぜ古事記に最初にあらわれる神様は「ムスヒ」なのか

ひと結びが結べたことで、人間の生活は大きく変わります。
語りづがれてきた結びを、どんな風に語ればいいのでしょう。
不思議な出会いから、赤星さんのカフェで新しい試みに挑戦する
ことになりました。

NHK WORLD DESIGN TALKS「結ぶ」
再放送のお知らせ

2014年4月24日(木)10:30~10:58/16:00~16:58/
22:00~22:58/28:00~28:58  


番組紹介ページ
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/english/tv/designtalks/index.html

番組配信ページ
NHK WORLD http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/index.html

時差を考慮したリピート放送の回数が6回から4回になったそうです。
以前、お問い合わせ頂きましたので、見方をご説明いたします。
この画面右上「NOW ON AIR 」で放送されます。
放送時間にアクセスしますと番組名が表示されますので再生ボタンを
クリックするとみることができます。
神社にまつわる結びのお話から始まり、結ぶことに注目したデザイナーの
方々の活動、作品などが紹介されます。

「ご縁市」とトークショーのご案内 
2014年4月13日11:00~17:00(雨天時氷川会館内)
ところ:川越氷川神社・氷川会館・むすびcafé 

山口信博氏 × 関根みゆき

小泉道具店、下中菜穂さんの紋切り、張り子の絵付け体験
お神楽に南京玉すだれ、パンケーキから日本酒、各種お食事などなど。
たくさんのご縁から生まれた「ご縁市」です。
このご縁市で、グラフィックデザイナーの山口信博氏と
「結びについて」と題してお話をさせて頂くことになりました。
折形をデザイナーの観点から常に未来へ向けて発信されている
山口信博氏との出会いは、結びの新たな可能性と方向性を見つける
希望につながり、折形デザイン研究所の教室や展覧会の中には
古いものやことを新しい形に繋げるヒントがたくさんありました。
結びのこれからについて、どんなお話をして下さるのか楽しみです。

ELLE DECOR 4月号 2014年 
アンドレア・ポンピリオのデザイン日記vol.48
結びの作品を載せて頂きました。 


日本と海外の架け橋となるフィルター役として活躍中の
アンドレア・ポンピリオさんのページです。
様々な文化の奥に潜んでいるものを、その柔らかな語り口で
自然に引き出していくアンディさんが「結び」をエルデコで
取り上げてくださいました。
エルデコはファッションも、インテリアも、その情報はとても刺激的。
そんなエルデコの世界に、説明の難しい結びの世界をわかりやすく
美しく発信してくださいました。
アンディさんの「日本人の繊細な生き方の象徴」いうことばに
「ムスビ」の役割はまだまだ終わっていないのかな、と励まされました。

NHK国際放送「DESIGN TALKS」出演
2014年1月2日(木曜日)10:30放送(日本時間)
以降番組終了後4時間おきに6回放送 


日本のデザインを世界に発信する英語の番組です。
デザイントークス公式HP
司会のアンディさん、シャウラさんと共に川越氷川神社の
境内を歩きました。

神社にある結びを三人で見て行くという楽しい企画。
その後むすびcaféに移動して、お二人はあげまき結びに挑戦。
「結び」をデザインの観点から見ていく、という趣旨の番組ですが
私はデザイナーではありませんので、あくまで「結ぶ人」という
立場から、わかる範囲でお話をさせて頂きました。

人間の最初の建設的な行為であるといわれる結びですが
生きていく知恵として、精神文化の面でも大切な行為でした。
結びに潜む力が現代の生活でどう生かされているのか。
結びを様々な発想で取り入れているデザイナーの方々の
活動も興味深く、日本人と結びについて再考する機会となりました。

家庭画報 新春特大号 (2013年)
川越氷川神社 まもり結び12か月が掲載されました

昨年から月ごとのまもり結び制作に取り掛かりまして
この12月、全12か月の「まもり結び」が完成いたしました。

神社の年中行事を結びで表したものです。

1月-「新玉」2月-「節分」3月-「上巳」 4月-「柿本人麻呂祭」
5月-「端午」6月-「夏越」7月-「天王さま」8月-「七夕」
9月-「重陽」10月-「川越氷川祭」11月-「新嘗祭」12月-「冬至」

結びの本来の意味を大切にしている川越氷川神社ならではのお守りです。
それぞれに難しい結びにも関わらす、根気よく結びを習得された
神職の皆様には頭が下がります。
ひとつ、ひとつ、丁寧に手で結ばれました。
結びの意味につきましては、あらためてご紹介させていただきます。

むすびcafé オープン(2013年)
9月2日(月)川越氷川神社 氷川会館内むすびcafé

店舗内装は小泉誠さん。
デザイン監修は山口信博さん+山口デザイン事務所です。


ロゴの結びは、古くからある「六方緒締(ろっぽうおじめ)」
結びの中心に六角形を見ることが出来ます。
亀の甲羅に見立てた六角形の亀甲文は、長寿の象徴であり、
また再生のシンボルとして、組紐の文様にもなりました。
むすびには古代から「目に見えない力」が宿ると信じられてきました。
新しい幸せが生まれる場所として、そして新しい結びの文化の発信地として
みなさまに愛されるカフェになります事を願っています。

ココロマゴコロ研究所でもご覧になれます。

下関市長府毛利邸にて 結びの講座開催します 
7月13日(土)①10:00~12:15 ②13:30~15:45
(2013年)下関市イベント情報


2回目となります長府毛利邸での結びの講座。
今回はお祭りの結びについてお話いたします。


京都三大祭りの一つ「祇園祭」では、様々な美しい飾り結びが祭を彩ります。
今回ご紹介します「総角結び(あげまきむすび)」は装飾結びの代表といわれ
日本では高松塚古墳の壁画に、この結びが確認されています。
約ひと月にわたる祇園祭の中で、総角結びは多くの場面を飾っています。
結びは王朝時代の優雅な生活の中では女子のたしなみとして
また武家社会では武具の結びとして、長く伝えられてきました。
今回は邪気を祓うといわれるお香と結びを使って文香を作ります。
また、礼法としての包みの基本をご紹介いたします。

築城則子染織展(2013年)  
4月5日(金)~14日(日)銀座和光ホールにて
包み結びの訶梨勒10点制作いたしました。


染織家 築城則子氏の染織展が和光ホールで開催されています。
3回目となる今展は「縞ー無限なる宙(そら)」

自然が生み出す色は多彩で、繊細。その色の美しさを最大限に活かし、表現する築城さんの厳しい目。 そんな素晴らしい縞の生地10点を22cm角の正方形に切っていただき、包みと結びで訶梨勒を制作いたしました。
手元の縞の美しさは溜息がでるほど。幸せな作業でした。

今回は、小倉縞帯50点、着物、軸装、額装合わせて70点の作品。
邪気除けの柱飾りとして伝えられてきた訶梨勒は、窓際に立てられた7本の柱にかけて頂きました。 結びの位置や紐の長さ、お香などは築城さんと相談しながら昨年から少しづつ進めてまいりました。結びは「総角結び」と「あわび結び」を応用したもの。 包みは折形デザイン研究所オリジナルの貝の包み。美しい菱形の包みです。

建物の歴史にまでこだわった会場構成は開放感があり、多彩な縞と織の世界を見渡すことができます。 鋏も入れず、針も使わないお香の包みに結びを施した訶梨勒は、しっかりした手織りの小倉織の生地ならではのもの。
築城さんの小倉織と共に生まれた、新しい包み結びの形となりました。

結びのワークショップ開催します(2013年) 
3月4日(月)14:30~16:30 北九州市小倉にて
小倉織・縞縞 5周年記念イベント


染織家 築城則子氏が、偶然に出会った小さな布の断片から、北九州市小倉にて
試行錯誤を繰り返し、一九八四年に復元され、現代の布として

再生を果たした小倉織。その伝統ある小倉織の特徴を継承し、つくり出された
広巾の布「縞縞 SHIMA-SHIMA」。丈夫で美しいたて縞を活かしながら、
新しい時代の「小倉織」として誕生したブランドです。

ブランド立ち上げ5周年に当たり、3月に記念イベントが開かれます。
小倉織から縞縞へ。伝統を伝承する方法は進化し、かつて袴だった生地は再生
され、世界に羽ばたきました。
そしてこの度、縞縞の生地と結びでお香袋を作り、結びの講座を開く運びとなりました。美しい包み結びの文化にふれて頂けるひと時に したいと思います。
2日には築城さんのトークイベントもありますのでぜひお立ち寄りください。

まもり結び 川越氷川神社謹製(2013年)
奉製:川越氷川神社:折形デザイン研究所
結び監修:関根みゆき


平成25年より、新たなお守りの頒布が始まります。
ココロマゴコロ研究所の「お知らせ」ページでご覧になれます。
月ごとの年中行事にまつわる結びを、結びの意味と合わせて考えました。
1月は新玉。赤い紐に1年の平穏を願います。
紐も太さや固さを紐の職人さんにご相談して毎月作っていただいてます。

1本1本丁寧に結ばれたお守りはお祓いをしまして、毎月50体頒布されます。 縁結びで有名な川越氷川神社。結びの意味を大切に考えて下さり
私も気持ちも新たに、「結び」に向き合ってまいります。

下関市長府毛利邸にて 結びの講座開催します 
9月8日(土)①10:00~11:30 ②13:00~14:30(2012年)
下関市イベント情報


3年前に毛利邸で重陽の節供をテーマに「書と結び二人展」を開きました。
昨年は第2回目として「七夕の室礼」を同じく書の坂本さんと開きました。


毛利邸の皆様とのご縁から、今回結びの講座をお庭の見える気持ちの良い
お部屋をお借りして開く運びとなり、とても>楽しみにしております。
結びの文化は奥深く、しかし昔から身近にあるものでした。

9月9日の重陽の節供は別名菊の節供とも言われます
重陽の節供にちなみまして「菊綴じ結び」「菊結び」を結びます。
また包みの吉凶・陰陽についての基本的な考え方と包み方、お懐紙や
紐の結びを使った包みの提案など、結びと包みの文化を楽しんで
いただければと思います。


結びの栞を作って頂きました
2012年5月3日より
川越氷川神社 氷川会館にて


昨年設置して頂いた「結びの五節供」パネル。
パネルの写真や説明文をコンパクトにまとめた「結びの栞」を氷川会館にて

無料配布しています。ご興味のある方はどうぞお問い合わせください。
五節供には祈りを込めた季節のものを、五色の紐をあしらって贈り合う習慣が
ありました。ハレの場を飾る結びの数々に触れていただければと思います
ココロマゴコロ研究所
http://www.cocoromagocoro.com/


包み結びのワークショップ開催します
2012年3月28日(水)13:30~15:30
下関市にて


下関では初めてのワークショップです。
長府毛利邸での「書と結びの二人展」での出会いが、

今回のワークショップ開催につながりました。
私は結びが専門ですが、結びと関わりの深い「折形」は結びを
理解する上でその基本的な考え方は大切だと思っています。

包みと結びから、日本人の細やかな感性に触れる機会になればと
折りと結びで楽しいひと時を過ごせるよう、準備中です。
お気軽にお出かけ下さい。
詳細:お問い合わせは、当サイトからお願い致します。

結びの講座始まります
2012年3月13日より 折形デザイン研究所にて
 毎月第2火曜日13:00~15:00

昔の人々の知恵と祈りがこめられた結び。忘れ去られた大切な文化を
もう一度、ゆっくりと見直してみたいと思います。
結びの意味に触れながら、様々な結びに挑戦して頂きます。
相撲の世界、お祭り、芸能など結びの精神性についても見ていきます。
詳細:お問い合わせは、折形デザイン研究所へお願い致します。

結びの五節供:パネル完成
2011年9月23日より 川越氷川神社 氷川会館内
氷川会館のロビーに結びのパネルを設置して頂きました。
五節供テーマにした作品5点と、結婚、吉祥をテーマにした作品2点です。
人日・上巳・端午・七夕・重陽を結びで表すという課題を頂き、色の持つ
意味や陰陽など考えて、資料を参考にしながら作成いたしました。
端午の節供の薬玉は、京都の西村望代子先生に何カ月もご指導頂き、
2007年に完成したものです。

縁結びで有名な川越氷川神社に隣接する氷川会館。川越観光の際など、
ご覧頂ければ幸いです。

折形デザイン研究所にお話を頂き、パネル完成まで大変お世話になりました。
美しいレイアウトや文章をどうぞお楽しみください。

ココロマゴコロ研究所 誕生
2011年8月1日 川越氷川神社 氷川会館内
川越という街の心の拠り所となるように、これから様々な企画を
「ココロマゴコロ研究所」が実践していくそうです。
縁結びの神様で有名な川越氷川神社と「折形デザイン研究所」とのご縁を
通して、結びの提案をさせて頂く機会に恵まれました。
宮司さんは神社の本来の役目をとても大切に考え、長い歴史のある
川越氷川神社の今とこれからに真剣に取り組んでいらっしゃいます。

「結びの五節供」として提案した作品も、こちらのHP上でご覧いただけます。
まさに結びがくれた「ご縁」でした。

ココロマゴコロ研究所http://www.cocoromagocoro.com/

長府毛利邸 書と結び展(2011年)
書 坂本和美 結び 関根みゆき
■ 期間 8月5日(金)-8月8日(月) 9:00~17:00(最終日は3時半まで)
■ 場所 下関市 長府毛利邸 
日本古来の棚機津女の行事と、中国の星伝説、乞巧奠が習合した七夕の節供を
テーマに、書と結びで室礼をいたします。

2年前の「重陽の節供」以来の2人展です。
書と結びを七夕のお節供を通してどう融合できるか、2人の心を室礼という形で
伝えたいと思います。


いくつになっても雛遊び(2011年)
貝雛 原久美子 結び 関根みゆき
■ 期間 2月25日(金)-3月3日(木) 11:00~18:00
■ 場所 ギャラリー季の風 http://homepage3.nifty.com/tokinokaze/gallery.html
お雛様の頃になると、原久美子さんの蛤に古布の装束をきせた貝雛が
ギャラリーに飾られます。

原さんのお誘いで、私の結びもご一緒させていただくことになりました。
かわいらしい貝雛の世界をどうぞお楽しみください。

和の心を伝える(2010年)
贈り物の包み方
伝統と新しいこころみ
■ 2010年7月31日発行
■ 著者 折形デザイン研究所
折形デザイン研究所の新しい本が出版されました。
幅広い年齢層に楽しんで頂ける本です。 http://origata.com/shop/14_000322.php
「お福分け」「お守り袋」「端午の節供」の結びを
お手伝いさせていただきました。
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新・包結図説・展
つつむ むすぶ おくる
期間■ 2009年11月7日(土)-12月6日(日) am9:00-pm5:00
会場■ 十和田市現代美術館企画展示室
2007年に制作しました薬玉の拡大写真を展示して頂きました。
また、展覧会開催に伴い、「折形デザイン研究所の新包結図説」が出版されました。 http://origata.com/shop/14_000313.php

「結びの精神史」(國學院大学 小川直之教授)の中でも薬玉の写真を載せて頂きました。
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毛利邸・書と結び展
重陽の室礼(2009年)
期間■ 2009年10月9日(金)-10月12日(月) am9:00-pm5:00
場所■ 長府 毛利邸
旧暦9月9日に菊の花によって邪気を祓い、長寿を願ったとされる
重陽の節句をテーマに、書と結びで秋の室礼をいたします。
http://www.mapple.net/spots/G03500023901.htm